さまざまなメリットがある「長期優良住宅」。
ここでは、長期優良住宅の概要と認定を受けるメリットについて解説しています。
また、長期優良住宅に関する注意点もまとめていますので、合わせてご覧ください。
長期優良住宅は、国が定めている「長期優良住宅制度」の認定基準にもとづき、長期間にわたり住み続けられる家であると認定された住宅です。この認定を受けるには、以下に挙げる4つの措置を講じている必要があります。
また、長期優良住宅と認定されれば、数世代にわたり長く安心して暮らせるのはもちろん、各種減税を受けられるなど、さまざまなメリットがありますので、ぜひ確認してみてください。
参照元:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会『長期優良住宅の概要について』[PDF](https://www.hyoukakyoukai.or.jp/download/pdf/chouki_sin_2022_1.pdf)
長期優良住宅に暮らすメリットは主に以下の4つです。
1つめは「数世代にわたり良質な住宅に住み続けることができる」ということ。
そもそも、長期優良住宅であると認めてもらったということは、その家の高性能さが担保されたということになります。
このような高性能の家は、家そのものが頑丈なために長持ち・長く住み続けられるだけでなく、必要以上のエネルギーを使わずとも快適な住環境を整えることができたり、メンテナンスが楽になったりするため、自分も後の世代にとっても“いいことだらけ”といえます。
2つめは「減税措置の対象となる」ということ。
長期優良住宅だと認められると、住宅ローンや固定資産税・不動産取得税・登録免許税などの住宅に関する税金が減税対象となるだけでなく、所得税の特別控除を受けることもできます。
家をお得に購入できるだけでなく、毎月手元に入るお金も控除を受ける・受けないで変わってきます。長期優良住宅に暮らすメリットとして、この「減税となる」ということは、一つ大きなポイントとなるのではないでしょうか?
3つめは「地震保険料の割引制度の対象となる」ということ。
長期優良住宅の認定条件として「耐震等級(倒壊等防止)等級2」または「耐震等級(倒壊等防止)等級1 かつ、安全限界時の層間変形を1/100(木造の場合 1/40)以下 または、品確法に定める免震建築物」として耐震性を定められています。
そのため、長期優良住宅であるということは、地震保険の耐震等級割引あるいは免震建築物割引のどちらかの条件を満たしているということになります。
4つめは「住宅ローンの金利引き下げの対象となる」ということ。
固定金利で安定した支払いができる「フラット35」というものが住宅金融支援機構と民間の金融機関の提携により提供されています。フラット35にはいくつかプランがあり、長期優良住宅の購入にあたり、この住宅ローンを申し込むと、「フラット35S」というものが適用され、通常より年0.25%も金利が引き下げられます。
毎月の返済額としては1000~3000円程度しか変わりませんが、1年で12000~36000円、返済期間が35年であれば420,000~1,2600,000円も差が出るため、長期的に見れば見るほどフラット35Sによる金利の引き下げのメリットが大きく映るでしょう。
前述した通り、たくさんのメリットがある長期優良住宅ですが、いくつか注意点もあります。
まずは「認定を受けるまでに工数がかかる」ということ。長期優良住宅であると認めてもらうために、登録住宅性能評価機関に審査・確認書等交付してもらう必要があります。
また、交付してもらった確認書類は申請者(住宅購入者)自身が所管行政庁へ提出し、認定書通知交付を受けなければなりません。書類の往復など事務的な作業が多いので、少々面倒に思う部分もあるかもしれません。
もう1つは「定期的な点検やメンテナンスが必要」ということも注意が必要です。高性能・長期優良住宅であっても、メンテナンスが必要ないということではありません。丁寧に暮らすからこそ家は長持ちするのです。
注意点はあるとはいえ、減税やローンの金利の引き下げとなるのであれば長期優良住宅に暮らすのはいいことだらけといえるでしょう。
点検・メンテナンスについても、長く安心して住み続けるにはいずれにしても必要なことです。デメリットとして捉えるよりは、知っておくべき注意点として頭に入れておきましょう。
また、長期優良住宅ということは、その性能の良さはお墨付きということです。賢く快適に、そして安全に暮らし続けるために長期優良住宅の認定を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。
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