ここでは、旭川市で注文住宅を建てたいと考えている方に向け、旭川での土地探しのポイントや注意点をまとめています。ぜひ参考にしてください。
一般的に南向きの土地が人気ですが、そのメリットとしてよく上げられるのは、陽当りの良さ。しかし、積雪量の多い地域で着目するべき点は、向きではなく「入り」です。
「南入り」住宅(南側に道路がある)の場合、冬場に屋根に積もる雪の関係で理想とする間取りを叶えられない可能性があるからです。また、玄関先から道路まで10m以上ある土地の場合、夏場は家庭菜園などを楽しむことができますが、冬場はその除雪が大変になります。
理想の間取りを叶えられるのか、しっかり土地選びのところから吟味しておきましょう。
道路に面している長さを表す「間口」も気にしておきたいポイントです。旭川に多い土地形状は、奥行は20m以上ある一方で間口は10.91m(6間)程度のものと言われています。
一般的に、間口の広い方が間取りを自由にしやすく人気があります。一方で、間口が狭いと駐車スペースも確保しづらい可能性があるので、2台用のカーポートを設置するなど、間取りだけでなく車のことも考慮して土地選びをするようにしましょう。
旭川は雪が多く降るエリア。冬には、毎日庭や玄関先の除雪作業をしなければなりません。
そのため、土地を選ぶ際には、日々の除雪作業についても考慮することをおすすめします。玄関先から道路までの距離が短い方が作業はより楽になるので、ぜひ検討なさってください。
冬の寒さが厳しい旭川では、北入りの玄関だと足元のタイルが凍りついてしまうことも珍しくありません。転倒など、思わぬ事故や怪我にもつながりかねないので、土地の向きを考える際にはぜひこの点も考慮しましょう。
雪が多い旭川では、冬になると土地が雪で埋もれてしまいます。土地選びにおいて大事な部分が雪で隠されてしまうこともあるので、その分、条件や周辺環境などをより慎重にチェックして選ぶことが大切です。
土地は向きや間口によって生活の利便性、快適さなどが変わってくる大事なポイントです。また、不動産業界では「土地は水物」といわれ、大きな買い物ではありますが、迷っていると逃してしまう場合があります。予算と条件をよく吟味し、欲しいと思った「究極の一点」に出会ったらならば逃さない様に備えておきましょう。
多くの人にとって土地探しは初めての経験になると思います。サポート内容に土地選びも入っている住宅メーカーもありますので、家づくりの依頼先を選ぶ際にはそのような面にも着目して検討してはいかがでしょうか?